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カウンセリングの現場 周囲にはからずしも不幸があったとき

 

 

今日は、試験対策にはあまり関係ありませんが、養成講座で「ライブ」(ロールプレイ)をしている時に、カウンセラー役で、応答に困ってしまったというお声に対するひとつの考え方を示して行きたいと思います。

 

 

講座の進行につれ、ライブの時間も長くなり、相談者役の方が話す内容がよりシリアスで、応答に困ることがあります。

 

たとえば、現在進行形で困っている介護の問題や、家族関係など、うかつに応答することがためらわれる内容などです。

 

そのような内容で、「なんと応答して良いかわからずに、オウム返ししかできなかった」という悩みを相談される方もいらっしゃいます。

 

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ヘルシンキ駅前

その中でも困ってしまうことは人間の生死にかかわる内容ではないでしょうか。特に、周囲に不幸にも自死を選んでしまった方がいる相談者のココロの中を吐露されたとき、多くのカウンセラーは正直「うっ」と言葉につまってしまうものです。

 

それはある意味当然です。理由は生死にかかわることについて述べている方に対してうかつに話を促すこともできませんし、すぐさま受容共感を示すことも軽くみえてしまうのではないかということもあるからです。

 

実際の現場ではどうやっているのでしょうか。

 

まず、何かをなくしたことに関する悲しみから回復するためには、段階を踏む必要があるということをカウンセラーとして理解することが大切です。

 

すぐに励ましたり、悲しみを埋める何かを探すことは厳禁です。

 

その悲しみそのものを受けとめて、そこから一歩踏み出していくためには、「時間」が一番の味方であることをカウンセラー自身が知っていることが必要です。

 

また、論理的な関連性がなくても、相談者が何かしら責任を感じているケースがあることも知っておきたいところです。

 

たとえば、周囲に不幸にも自ら命を絶った人がいたならば、関連性がなくても、相談者は、「自分はなにかできたのではないか」「私があの時声をかけていたらあの人は…」と思っていることが少なからずあります。

 

その時は、いきなり、その考えを否定することでその相談者が救われるかというと、意外とそうではないことも知っておきましょう。その思いから抜け出るために何十年もかかる人もいます。その思いを抱えいてる相談者の「いまここ」を大切に受容していきたいです。

 

もちろんカウンセリングは時間の限りがあることですので、何もしないまま、というのもカウンセラーとして心苦しい部分もあるでしょうが、ぐっと我慢で相談者のペースに合わせていくことが、結果として急がば回れになることとなるでしょう。

 

これはあくまでも一つの考え方ですが参考になさってください。